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ペットの簡単手作り食レシピ


 私が手作り食に出会ったのは、かれこれ26年前。

 当時は手作り食に対する考え方はどちらかというと否定的でしたが、現在は手作り食もありだよねという考え方に変わってきました。たくさんのペットが美味しい手作り食を食べることができるようになってきて、本当にうれしいことです。


 手作り食を実践したいという方のために、ワンコ、ニャンコの両方に与えられる簡単レシピをご紹介します。生肉を与えるのを躊躇する方は、調理したものから挑戦してみましょう。


 ペットの手作り食には、生のものを使わないもの、肉が少なめでベジタリアン的なもの、穀物を加えるものとそうでないものなど、いろんな形があります。

 

 どれが正しいかということはここでは、議論しません。要するに、うちのワンコ、ニャンコの体調に合って、喜んで食べてくれる、「我が家の味」を、あなたのライフスタイルに合わせて、いろいろ試行錯誤しながら作りあげていきましょう!


 「生食を食べさせるべきだ。」、「手作り食を与えなければならない。」というような「〜しなければならない」「〜すべきだ」にとらわれすぎると、心に余裕やゆとりがなくなって、作るのがしんどくなってしまいます。一番大切なことは、ペットと楽しく幸せな気持ちで毎日を過ごすことですよね。


 もし、こういったことで迷っているのでしたら、「何のために手作り食を与えようと思ったのか」ということを考えてみて下さい。絶対的な食事は存在しません。存在しないものを追い求めても、苦しいだけです。それよりは、今自分ができることに最善を尽くすことだと思います。

 単にマニュアル通り作るのではなくて、それを基本に素材の割合を変えたり、季節の野菜を取り入れたりなど、いろいろと工夫をしましょう。うちの子のことが一番分かるのは、他でもないあなたなのですから。

 「失敗は成功の母」です。失敗したら、よい経験として次回への糧としましょう。ただし切り替えるときは、今までの食事に少しずつ混ぜて慣らすようにするとよいでしょう。そうでないと、デリケートな子は、食べ慣れないので、胃腸を刺激し便がゆるくなったりするかもしれません。


 たまに、自然な食事への切り替えの解毒作用として、皮膚を痒がったり、フケが出たり、マッシュポテトのような便、粘液便、目やに、口臭が出たりすることがあります。解毒作用の期間は、2,3日から2,3週間とその子の状態によりいろいろで予測はできませんが、元気に走り回ったりしています。


 もし、元気がなくていつもと違う様子でしたら、それは別の原因によるものかもしれませんので、そういう場合は獣医師の診察を受けるなど、きちんとした対処をして下さいね。


 以下は約11.35kgの犬の1日分(約1カップ分)=約4.5kgの猫の2.5日分(約1カップ分)のだいたいの目安量です。

  *1カップ=240ml  犬、猫の体重や状態によって量を増減します。


【用意するもの】

@3/4カップ(約185g)のひき肉あるいは粗く切った生あるいは調理した肉。肉の種類は、鶏、魚(できれば天然の鮭、いわし、わかさぎなど生態系でピラミッドの下に位置する魚のほうが汚染物質などが濃縮されてなくて安心できる)、牛肉、ラム肉、馬肉、ウサギ肉など。それぞれをローテーションする。ときどきは内臓肉も。


A1/4カップ(約60g)のみじん切り、あるいはフードプロセッサーにかけた生あるいは調理した混合野菜。栄養豊富な野菜ピューレを作ることができる低速回転のジューサーもおすすめのキッチン家電です。低速回転なので、熱に弱い酵素や栄養素の損失が少ない野菜ピューレができます。


 質の良い旬の野菜を取り入れましょう。種類は、アスパラガス、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、サヤインゲン、葉物(小松菜、ケール)、パセリ、オクラ、えんどう豆、かぼちゃ、アルファルファ、サツマイモ、カブ、大根など。ねぎ、玉ねぎは、ペットの健康を損ねますので使えません。かぼちゃ、さつまいも、人参など硬い食材は加熱したほうが消化しやすいです。


Bオプションで卵、豆腐、納豆、ケルプ、ガーリック、クロレラ、スピルリナ、リンゴ、ネトル、1/4カップ(約60g)の浄水(天水工房では美味しくてミネラルバランスのよいお水ができます。しかも買うより経済的)、なたね油、挽いた亜麻の種、有機亜麻仁油、、オリーブオイル、リンゴ酢、米、大麦、オートミールなどの穀物。


Cビタミン・ミネラルサプリメント 良質なビタミン・ミネラル適量。フードネイチャー・マルチビタミンミネラルなら、体重30kgに対して1日1カプセル、10kgでは1/3カプセルほど。

*敏感なペットの場合、合わない食材を使ったサプリがあるので、表示ラベルを観て下さい。合わない食材の含まれたビタミン・ミネラルを与えたくない場合は、合う食材でできたペットフードをサプリ代わりに加えることをお勧めします。


D酵素や乳酸菌のサプリメント プロバイオティックス&プレバイオティックスフルボ08、大根おろし、カブおろし。

【作り方】

肉と野菜をよく混ぜて、必要ならば浄水を加える。そしてサプリメントを加えて与えます。そんなに難しくはないですよね!?


 ここでは穀物を加えていないレシピをご紹介しましたが、各自の考え方や愛犬・愛猫の消化能力などに合わせて、加えてもかまいません。


【その他に】

*1週間に一度位、生の骨を与えるとなおよいでしょう。

*おやつに、りんご、梨、バナナなどの果物、クルミ、アーモンド、ひまわりの種などの塩分無添加のナッツ類(塩分の入っていないミックスナッツは3 種類のナッツが入っていて便利です)、プルーン、ドライブルーベリーなどのドライフルーツを細かく刻んだもの。


【参考までに】

*犬に対しては、全体を1としたら、1/3ずつの調理されない肉、生の野菜(フードプロセッサーなどで細かくしたもの)、調理したオートムギ、お米のような穀物の組み合わせ

*成犬は、全体の35%が穀物、肉が30%、野菜が35%で、子犬は全体の25%が穀物、肉が50%、野菜が25%の割合

*成猫は、全体の20%が穀物、肉が60%、野菜が20%で、子猫は全体の15%が穀物、肉が70%、野菜が15%の割合


*うちの子にはどれが合っているかをいろいろ試し、観察し見つけましょう。体質、運動量、年齢、季節などによっても変わりますので、考慮しましょう。


2024年追記

 最近のペットの健康状態は、20年程前と比べるとよくないように感じます。食物の質の低下、環境悪化、繁殖の問題などが関係していると思います。


 どんなに質の良い食物、ペットフードでも、合わない食材が含まれていると、痒み、軟便、吐くなど、体調に影響を与えるケースが見受けられます。合う食材、合わない食材は観察してみれば、分かることもありますが、分かりにくい場合、知りたい場合は、量子学検査を受けてみることもお勧めします。量子学検査を受けてみたい方は、当店までお問い合わせ下さい。


  

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